今回は商材の紹介ではなく、Amazon Prime値上げに関する転売・物販ビジネスの危険性について触れたいと思います。
現在日本のAmazon Prime利用者は300万人といわれています。
皆さんはAmazonというと世界的な大企業だとイメージされると思いますが、Amazonの収益率をご存知でしょうか?
実はAmazonの収益率は4~5%と他の事業会社と比べてかなり低めです。
何故毎年売り上げているのに利益率が上がっていかないのか?
私は、あえて今まで利益を取ってこなかったのだと考えます。
それは、物流の市場を独占するための投資だったからではないでしょうか。
ECサイトや物販ビジネスは年々増え続けており、最近では日本郵政・ヤマト・佐川急便などの発送会社は相次いで値上げを行いました。
物流の供給が追いついていなかったのです。
まだ追いついているとはいい難いですが、送料の値上げで今後供給体制が整ってくると予想されます。
市場を独占したAmazonが次に行ったのが、会員料金の値上げというわけです。
Amazon Primeの会員数300万にから年間で3900円の利用料を取っていましたから、
3900円✕300万=117億円
3900円→4900円に値上げすると
4900円✕300万=147億円
1000円値上げするだけで30億円、利益率は25%強も増加するのです。
もちろん年間利用料だけがAmazonの収益ではないですが、無視できない規模の額です。
ここから何が言えるかというと。。。
物販・転売ビジネスは
胴元であるECサイトの言い分に100%従わなければならない。
ということです。
今回の価格改定が物販ビジネスに直接影響するかというと、月額100円程度の増額ですから大した影響にはなりません。しかし、送料の値上げや、発送サービス(Amazon FBA)にも価格改定の余波が及ぶ可能性は十分にありえます。
ECサイト(Amazon、楽天など)に出品すれば、集客はECサイトが自動でやってくれますが、規約の改正があったときは無条件で従う必要があります。
これまで稼げていたもののが、送料改定と同時にまったく利益が出せなくなる
というリスクを常に抱えているのです。
では、このリスクを回避するにはどうすればいいか?
答えは自分で集客も行、販売も行えばいい、です。
つまり、ネットショップを作るのです。
ネットショップであれば規制は関係ありませんし、
発送代行会社使っている場合は安いところに変えればいいのです。
ネットショップというと敷居が高いかもしれませんが、現在では
などで簡単にネットショップ運営サイトを作ることができます。
販売している販路がAmazonだけ、というビジネスは極めて危険だということを認識しておくべきです。
私は以前まで転売を行っていましたが、売上が上がっていくと体力勝負になっていくため、続けることができませんでした。なるべく利益率を確保したいために、自分で限界までやってしまったんですね。また、発送業者の価格改定で送料が上がり、利益率が大幅に下がってしまったので収益が安定化しなくなってしまいました。
うまく回せている方は、もちろん続けても良いと思います。
まとめ
- Amazonは市場独占のため利益率を下げてまで投資していた
- 今回の値上げは利益回収のための第一弾だと思われる
- 転売・物販でビジネスをしている人は危険性を認識しましょう
でした!それでは!